概要
- サマリー
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カンボジア向けにリリースされた26番目のインパクト投資ファンドです。また、カンボジア農家さん応援ファンド1号からの応募額累計は4,000万円を超えました。この資金は、カンボジア農家さんが農機具を購入するためのローンとして活用されます。
本ファンドはカンボジアのJC Finance PLC社(JC社)へ融資します。JC社は農機ローンをはじめとした農家向けの融資事業を展開し、カンボジア国内の経済発展に貢献しています。
- ファンド名
- カンボジア農家さん応援ファンド9号
- 目標利回り(年率)
- 4.60%
※目標利回りは、営業者報酬(年率1.8%)を差し引いた後の税引前の数字です。
※目標利回りは成立条件額(400万円)で成立した場合の利回りであり、満額成立した場合は4.80%になります。なお、目標利回りは保証されているものではありません。
- 募集期間
- 2020年4月16日から2020年5月15日まで
※募集期間最終日のご入金期限は15時30分までとなっております。
※投資予約だけでは投資は完了しません。必ず投資確定までお手続きをお願いいたします。
※募集期間中にお客様の入金額が募集金額に達した場合、その時点で募集は終了します。 - 運用予定期間
- 2020年5月から2021年5月まで(1年)(*1)
※運用期間は融資先への融資実行日を初日とした1年間です。 - 分配
- 6ヶ月後、12ヶ月後(全2回)
- 分配金支払い予定時期
- 2020年12月、2021年6月(全2回)(*2)
- 償還予定時期
- 2021年6月(*2)
- 最低投資額
- ¥20,000 追加単位 ¥20,000
- 営業者報酬(年率)
- 1.8%
- 販売手数料
- 0%
- 通貨
- 日本円建て
※融資は米ドル建てで行なっており、為替リスクがあります。 - 募集者
- ネクストシフト株式会社
- 営業者
- ネクストシフト株式会社
- 担保・保証
- なし
※JC社はカンボジア国立銀行からマイクロファイナンス機関のライセンスを取得した正式に認可された機関のため、担保・保証は取っていません。
(*1) 募集状況または融資先の事情により、運用開始の時期は予定よりも前後する場合があります。実際の運用期間はマイページでご確認ください。
(*2) 運用予定期間が予定よりも前後した場合、分配金支払い予定時期と償還予定時期も変更になる可能性があります。分配金や償還金は、融資先から弊社に着金してから原則10営業日以内にお客様の投資家用口座に入金されます。
ファンド融資条件(対JC社)
- 融資額
- ファンド成立額から送金等費用を控除後、米ドルに転換した額
- 融資金利
- 年率8.5%(現地源泉税14%が課されます。控除後:年率7.31%)
※当社が受領するのは、融資額に対し年率7.31%です。 - 融資予定時期
- 2020年5月
※募集状況または融資先の事情により、融資時期は予定よりも前後する場合があります。 - 融資予定期間
- 2020年5月から2021年5月まで(1年)
※融資予定期間は融資先への融資実行日を初日とした1年間です。
ファンド融資先情報
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カンボジアのJC社へ融資を行います。JC社は、農機ローンをはじめとした農家向けの融資事業を展開しています。テクノロジーを活用することが特徴で、現地最大手の送金業者と戦略提携をし、これまでマイクロファイナンス機関がリーチできなかった、郊外の奥地にいる農家の支援を可能にします。
- 会社名(融資先)
- JC FINANCE PLC
- 代表者名
- 菊池育朗
- 所在地
- #11(Sunrise Apartment Room No.101), St.376, Sangkat Boeung Keng Kong III, Khan Chamkarmorn, Phnom Penh, Cambodia
- 資本金(2018年12月末)
- 5,000,000ドル
- 総資産(2018年12月末)
- 7,024,930ドル
- 売上(2018年12月末)
- 504,575ドル
- 従業員(2018年12月末)
- 38名
- ミッション
- JC FINANCEは日本からの投資により設立、カンボジアの基幹産業である農業分野の成長および各農家の生活水準向上に貢献することに注力している。社名の“JC”は“JapanとCambodia”の頭文字であり、日本の技術や経験をカンボジアの成長が期待されるビジネス分野へ普及させることを基本コンセプトとしている。
- 経営陣
- 菊池育朗(CEO)
1991年オリックス(株)入社、投融資業務に従事。 2002年(株)ABC Cooking Studio入社、同社金融事業会社(株)エービーシーキャピタルの立ち上げおよび代表取締役就任。 2012年サムシングホールディングス(株)入社、経営企画室長を経てシンガポール及びベトナムの現地法人責任者に就任。 2018年JCF入社CEO就任。27年におよぶ金融業務と15年におよぶトップマネジメントとして経験を活かして現マイクロファイナンス機関から商業銀行へ、また東南アジア市場への拡大を見据え、高度な組織体制の構築、新分野への参入を推進中。
泊傑(COO)
2009年三井住友銀行入行。2012年、知人と共にカンボジアにて起業。同時に当地に移住。 2016年、JCF設立に携わりクレジットマネージャー就任、営業及び新規事業立ち上げに係る業務全般を管轄。 2018年よりCOO就任、JCFの急発展及び全国展開に貢献している。
西口友子(HR Manager)
2010年に日本の公益財団法人によって設立された孤児院の院長としてカンボジアに移住。 5年間でコーチング・ティーチング・リーダーシップ・チーム形成のスキルそしてクメール語を習得。 2017年よりJCFの人事スペシャリストとして採用、研修、そして企業文化構築に貢献している。 - ウェブサイト
- http://jcfinance.com.kh/
- 融資残高(2018年12月末)
- 5,910,343ドル
- 貸し倒れ(2018年12月末)
- 0件
- 借り手数(2018年12月末)
- 421名
- 平均融資金額
- 15,000ドル
- 借り手の属性(農家など)
- 専業農家、兼業農家
- 債権管理の方法
- 定期的に融資先マイクロファイナンス機関から報告を受けることに加え、担当者が現地に訪問し、融資先のヒアリングをしています。
- 代表者メッセージ
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私達は2018年1月17日にカンボジア国立銀行より認可を受けたマイクロファイナンス機関です。
そして凡そ1年間、経営が軌道に乗るまで、ステークホルダーの皆様からは強力なご支援を賜りました。まずはこの場を借り、改めて皆様へ感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
現在、カンボジア国内のマイクロファイナンス機関は70行余り。その中で昨年産声を上げた経験の浅い実績もない当行が、激しい競争の中でどの様に他行と伍していくのか?ステークホルダーの皆さまへ私達の「今」そして「想い」をここにお伝えしたいと思います。
私達の現在の特徴というべき目標をあげるとすれば、それは3つあります。
第一に「農協ビジネスモデルの実現」、第二に「事業創業支援スキームの構築」、第三に「フィンテック活用による機会創出」です。
第一の目標は日本の農業支援モデルを参考にしています。目指すものは「JAバンク」の様な機能銀行です。 一方で「農協」の機能にあたる専門家・企業や商社を外部パートナーとして、あらゆる営農シーンに発生するであろう金融ニーズを捉え、資金供給をしてゆきたいと考えています。
第二の目標はカンボジアの金融構造のギャップに資するものです。大きな与信が可能な上位顧客先へは商業銀行等が中心に資金手当てをし、一方、主に携帯電話やバイクといった小口消費財の取得を使途とした下位顧客先へは、様々な銀行・マイクロファイナンス機関が資金手当てをしています。 そこで私達は金融業界としてまだ注力されていない未開分野、且つ成長余地の大きい中位層へ、「農業ビジネスを創業する元手」として資金供給してゆきたいと考えています。
第三の目標は、IoTを積極活用することで得られるデータ分析に価値を見出すことです。
私達は融資対象物である農機具にGPSを装着し、リアルタイムな位置や状態を把握できます。 そしてそれら大量の動態情報を収集し分析することで、新たな与信方法やこれまで見えなかったビジネスチャンスを創造してゆきたいと考えています。
今後も、私達は持続可能な社内文化の醸成を土台に、企業の成長源泉となる利益を確保し続け、カンボジアの産業盛隆に貢献することで、社会的責任を果たそうと考えています。 ステークホルダーの皆さまには、引き続き私達のよきパートナーでありアドバイザーとして、ご支援ご鞭撻を賜りたく存じます。唯一かつ独創的な(One and Unique)金融機関を目指す私達に是非声援をお願い申し上げます。
CEO 菊池育朗