概要
- サマリー
- ネクストシフトファンド三件目の融資先情報公開ファンド。
モンゴルのGyals Tugrug社へ融資。
モンゴルの農家やマイクロビジネス事業者にローン融資。同国の更なる経済発展に貢献。 - ファンド名
- モンゴル農家さん応援ファンド1号
- 目標利回り(年率)
- 5.20%
目標利回りは、営業者報酬(年率2.0%)を差し引いた後の税引前の数字です。 - 募集期間
- 2019年8月20日から2019年10月21日まで
※期限日前に満額となった場合は、募集期間中でも募集を終了させていただく場合があります。
残り募集期間最終日のご入金期限は15時30分着金分までとなっております。 - 運用予定期間
- 2019年10月31日から2020年10月31日まで(1年間)
※募集状況または融資先の事情により、期間前に運用開始する場合があります。 - 分配
- 6ヶ月ごと
- 償還予定日
- 2020年11月30日(運用終了日の翌月末)
- 最低投資額
- ¥20,000 追加単位 ¥20,000
- 営業者報酬(年率)
- 2.0%
- 販売手数料
- 0%
- 通貨
- 日本円建て
※融資は米ドル建てで行なっており、為替リスクがあります。 - 募集者
- ネクストシフト株式会社
- 営業者
- ネクストシフト株式会社
- 担保・保証
- なし(モンゴル金融規制委員会から事業免許を取得し、正式に認可された機関のため、担保・保証は取っていません)
- 分配金レポート
- モンゴル農家さん応援ファンド1号分配金レポート
- モンゴル農家さん応援ファンド1号償還時分配金レポート
- 運用報告書
- モンゴル農家さん応援ファンド1号運用報告書
ファンド融資先情報
当ファンドでは、モンゴルのGyals Tugrug社(以下、Gyals社)に融資を行います。
Gyals社は、主に郊外の農家や中小企業向けの融資事業を展開しています。強い社会的ミッションを持った同国財務省や他の商業銀行出身の経営陣で構成される、マイクロファイナンス融資を取り扱う急成長中の金融機関です。マイクロファイナンス専門の格付け機関であるMFRからはBBの格付けを取得しました。
- 会社名(融資先)
- Gyals Tugrug Savings and Credit Union
- 代表者名
- Mr. Battulga Naranbat
- 所在地
- Business 34 center, A corpus #1, Juulchin street, Chingeltei District, Ulaanbaatar, Mongolia
- 資本金(2018年12月末)
- 1,220,000ドル
- 総資産(2018年12月末)
- 10,391,000ドル
- 売上(2018年12月末)
- 3,064,000ドル
- 従業員(2018年12月末)
- 87名
- ミッション
- 商業銀行がリーチできない遠隔地で小口融資を提供し、農家や中小企業の生活向上を目指す。
- 経営陣
- Naranbat (CEO)
モンゴルの財務省でキャリアを始めた後、国営商業銀行の財務部長、その後最高財務責任者兼副社長に就任。 モンゴル国立大学で財政学の学位を取得、また日本留学経験もあり、日本貿易振興機構のイデアス研修プログラムに外国人研修生として参加。
Odgerel (COO)
モンゴルの最大手の一社であるKhan Bankに入社後、モンゴル国営銀行で融資部門のディレクターとして経験を積む。その後当社に参画し、現在は21の州にわたる支店のオペレーションを管理している。
Nyamdeleg (CFO)
会計担当としてKhan Bankに入社し、その後モンゴル貯蓄銀行や国営銀行の財務を担当。 - ウェブサイト
- http://www.gyalstugrug.mn/
- 前年度の年次報告リンク
- http://www.gyalstugrug.mn/financial-reports
- 融資残高(2018年12月末)
- 7,116,712ドル
- 貸し倒れ率(2018年12月末)
- 2.70%
- 借り手数(2018年12月末)
- 7,800名
- 平均融資金額
- 600ドル
- 借り手の属性(農家など)
- 農家、中小企業
- 債権管理の方法
- 定期的に融資先MFIから報告を受けることに加え、担当者が現地に訪問し、融資先のヒアリングをしています。
- 経営者メッセージ
- Gyals Tugrugは3期目を迎え、モンゴルで最大規模の信用組合となりました。
私たちは銀行のサービスを受けることができない方々にサービスを提供し、マイクロビジネス事業者のサポートをしています。
現在全国に37の支店があり、主に農村地域で金融サービスを提供しています。2018年は融資残高増加、増益および増資をし、さらなる成長をすることができました。
当社の企業文化は、信頼、気遣い、サポート、そして誇りです。5~10年に及ぶ銀行業界での経験を積んだチームで構成され、約1万名いるお客様に質の高いサービスを提供しています。また仕事では誇りと責任を持って毎日仕事に取り組み、献身的な努力を怠りません。 貸付ポートフォリオは、女性向け世帯および中小企業、自営業および農業分野へのマイクロ融資がメインです。モンゴルの信用組合史上初めて、マイクロファイナンス機関専門の格付け機関から格付けBBを取得し、見通しは安定と評価してもらいました。アジアで急成長している信用組合として光栄に思っています。 また、当社は社会的に責任のある機関であり、私たちはモンゴルの肝がんセンターに会費の10パーセントを寄付します。今回のファンドで調達した資金は、農村部の家畜事業者、また農業を営む女性向けの融資に主に使われます。
当社の規模は年々成長し続けており、地理的市場およびサービスの拡大のための戦略を立てています。モンゴルの中小企業への貢献のため、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
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最高経営責任者 Battulga Naranbat
融資条件(Gyals社)
- 融資額
- ファンド募集額(12,000,000円)から送金等費用を控除後、米ドルに転換した額
- 融資金利
- 年率8.75%(現地源泉税10%が課されます。控除後:年率7.875%)
※当社が受領するのは、融資額に対し年率7.875%です。 - 融資予定日
- 2019年10月31日
- 融資予定期間
- 2019年10月31日から2020年10月31日(1年)
ネクストシフトの案件発掘から回収までの流れ
ネクストシフトはアジアをはじめとした国・地域において幅広い知見とネットワークを保有しています。ファンドの融資案件を見つけるところから、回収に至るまでは以下のようなフローで動いています。
ソーシング→候補選定(審査基準)→審査手続き(融資可否の決定方法、会議体)→融資実行→モニタリング→回収
- 1. ソーシング
- 海外担当者が各国・地域で案件発掘をしています。開示情報だけでなく、融資先候補の代表者等へ直接ヒアリングを行うなど現地の生の情報収集にも努めています。必ず現地へ行き、候補先マイクロファイナンス機関(以下、MFI)とコミュニケーションを図ります。現地では、経営陣、現場チーム、そして借り手(MFIが直接融資を行う農家や中小零細企業)と話し、情報収集をしています。
- 2. 候補選定
- 社内規定の融資審査に則って、融資先を厳選しています。融資基準には、現地の金融ライセンスを取得しているMFIであることが条件となっており、政府の監督下で情報開示がされているものが融資対象です。財務面の主な指標として、これまでに貸倒れ実績があるのか、MFIが現地の借り手(MFIが直接融資を行う農家や中小零細企業)へ融資する際の担保の有無などの点を注視します。財務面、社会性(社会貢献度)の両方を満たしている融資先であるかについて、最も気をつけています。
- 3. 審査手続き
- 原則として、融資判断は、代表取締役及び取締役の計3名で構成される融資審査会が担当しています。弊社は、貸金業登録を行っており、大手都市銀行出身者、貸金業務取扱主任者の有資格者、MFI出身者などが審査を行っています。審査担当の主な取締役のプロフィールは、弊社ウェブサイトをご参照ください。
- 4. 融資実行
- 各MFIの資金需要を踏まえて個別に交渉し、最終的に融資利回りを決定します。ネクストシフトファンドで投資家の皆様からご出資頂いた資金を融資します。
- 5. モニタリング
- 定期的に融資先MFIから報告を受けることに加え、担当者が現地に訪問し、融資先のヒアリングをしています。
- 6. 回収
- 融資契約に則り回収を行います。
※延滞時等の対応:ただちに融資審査会、およびコンプライアンス担当者が対応し、投資家の皆様の資金の確保、資金回収に着手します。必要に応じて、現地のMFIの監督官庁や弁護士等の外部の専門家と連携し、最善の策を講じます。原則として自社での回収となりますが、必要に応じて、弁護士等の外部の専門家と連携し、回収の委託も検討します。